5月下旬の某所で開催された「エンコントロ・ジ・アルモニア」に参加してきました。

エンコントロとはAESA(浅草エスコーラ・ヂ・サンバ協会)が主催する、浅草サンバカーニバルのS1リーグに所属するチームがその年のテーマや歌をお披露目する非公開のイベントです。コロナ禍で中止されていましたが、この度3年ぶりの開催となりました。

当日はハイーニャのエッコにファイシャ(たすき)の贈呈が行われました。

各チームの持ち時間は15分、ポルメスがセレージャのバンデイラを掲げ、セレージャのバンド、バテリアとダンサーが一体となって演技を披露しました。
また久しぶりに各チームの迫力あるパフォーマンスも見ることができ、とても楽しい一日となりました。

最後は全チームのバテリアによる合同演奏が行われ、カバキーニョと7弦ギター歌も活躍し、大迫力の演奏とともに無事終了しました。

今回チーム演奏では、ヂレトールを務めましたサブジレトールのチョビンが、レポートを書いてくれました。
ぜひご覧ください。

エンコントロ・ヂ・アルモニア…それはバテリアの祭典!
個人的に、浅草サンバカーニバルよりアツいイベントであります。

なぜならば、自分たちのエスコーラのエンヘードをお披露目することができること、他エスコーラのバテリア演奏をキチンと聴くことができること(浅草サンバカーニバルで出演の場合は聴けない為)、他エスコーラのバテリアの仲間と触れ合えること、自分たちの演奏レベルを知ることができること、そして合同演奏で大勢のバテリアでこの音圧を体感できるからです!

三年ぶりとなった今回のエンコントロへの思いは、より強いものでありました。
エンコントロのジレに任命され、公式としてジレデビューでもあり、セレージャメンバーとしてもデビューであって…新たなサンビスタデビュー。

私のジレ像は、完璧にそれぞれのパート打楽器を熟し、サンバについて鍛錬されており、オールマイティー。

しかし、ジレトール=ディレクター=指揮者(管理者)という意味合いで考えてみると、自身の職業と同じで現場代理人(施工管理者)としては、専門的な技術を持つ(職人)よりも包括的な知識と経験を持っていて、それを纏めることができる(監督)ほうが必要なんだと思えるようになり、その仕事の体験からもジレトールのポジションというものを理解し、担うことにしました。

エンコントロでジレとしてバテリア演奏を行ってみて、サンバは自分が楽しくなければ、周りを楽しませることはできない!という信念がありましたので、このタイミングを思い切り楽しんでしまおうという意気込みで挑みました。

本番、ステージに立ち、バテリアメンバー、そして歌弦メンバーとアイコンタクトし、テーマ曲を歌い出し、キッカケを出してからはもう心が躍ってしまい、指揮する手も身体も全体で表現しあっという間の15分。

ここまで自分がサンバをやって、ジレを務めることができたのは、今迄関わってくださったサンビスタの諸先輩方や仲間のおかげだったと改めて感じ、感謝と共に終焉したエンコントロでありました。

obrigado!!!

サブジレトールチョビン