先日、13湯麺にラーメンを食べにきた松戸六実高校野球部の監督、山口先生。選手達にサンバを体験させたいとのこと。マスター(前代表)、感激!後日、生徒さんたちが申し入れにやって来て、またまたマスター感激!
山口先生は「3年間野球だけで人間力を上げるのは難しい。大人と接したり、グラウンド外の経験でカバーしたい」というお考えがあり、他部活との交流、ヨガ、アルバイトなど様々な角度から選手の力になり得るであろう事を試みていたのでした。
夏の大会まで残り2週間というこの大事な時期、3年生は敗れば引退という中での先生の狙いは【雰囲気作り】。チームにとって今必要なのは皆で勢いに乗っていく、明るさや元気と考え、やや大人しめな生徒さんにサンバは持ってこいだと思ったそうです。
同じ地域で頑張る同志として力になれれば…という想いを抱え、セレージャのマランドロ3人が、6月中旬、二回に渡り、お邪魔しました。
初日、監督、部長先生、マネージャー、生徒さん、総勢40名程が参加。換気・消毒など充分な感染対策を施し、いよいよ、スタート!まずは冒頭、代表のナオキがマランドロ衣装を纏い、挨拶。
ブラジルという国・サンバの歴史・マランドロの役割・マインド、など軽快かつ分かりやすいトークで場を温めてからの、マルコ&リカルドのパフォーマンス披露という流れ。1発目からインパクトを与えねば意味がないという事で、衣装・マラバ・ステッキ等フル装備で登場。生徒さんたちの驚きの表情からは、初めてみる男性の踊るサンバというものを印象付けるには十分だったよう。
マルコ、リカルド自己紹介のあと、マルコをメインインストラクターとして進行の第2部へ。サンバステップの基本のリズムが取れるBGMを流しながら、左右リズムに乗せて足踏み→上半身も付ける→ノペの足の動き解説→ゆっくりノペ→上半身付ける→スピードアップ&笑顔→5種類の実戦的なステップの組み込みと、段階的にすすめました。生徒さんの吸収の早さに驚きました。
そして、この日の最後の時間は「皆の前で各人ダンスを披露」。この日体験したサンバノペ、ジャンプ、サーキットでやった足技を取り入れて自由に踊ってもらいました。『自由に、楽しく、自分を引き出す』、これぞ、サンバの醍醐味。
ホーダ(円)を作ってもらって、用意していたハットを5人に渡し、自分が踊ったら、ほどよいところで、誰かにハットを渡し、リレーしていきます。パゴーヂ曲を流し、セレージャマランドロ3人でフリーダンス!からの、生徒さんにハットをに渡し、ボーダ・ヂ・サンバ‼︎
円の中で臆する事なく皆踊る踊る。手拍子や笑い声が飛び交う、暴れる。想像以上の盛り上がりを見せて、この日終幕。正直、恥ずかしがって、あまりやってくれないのではという不安な部分があったのですが、全くその心配はなく、生徒さんたちの明るさや無邪気さに、こちらも笑顔にさせてもらいました。
日を置いての2回目。リカルド&マルコを囲んでの座談会から。
サンバ始めたきっかけ、浅草サンバカーニバルについて話したり、マラバやステッキなどアイテム紹介をしたりしました。それから、前回のおさらい→サンバ・ノペのバリエーション→ポージングやスピンといったレッスンへ。
ポーズで声を出してみてと指示したら、さすが野球部、「ウェーイ!」とか「シャー!」と元気ある声が上がっていました。だいぶ盛り上がってきたので、練習した技を取り入れたフリーダンス。
前回同様、ホーダ(円)を組み、中で数名踊りハット(帽子)をリレーする形式で。またまた笑い事と手拍子が飛び交い、この日はマネージャーさんや先生まで巻き込み、まさにチーム一丸となった瞬間でした。最後に集合写真を撮って、マランドロ3人それぞれから贈る言葉、で終了しました。
山口先生から『3年間で一番楽しそうな3年生を見れました』というメッセージを頂いて、嬉しさが込み上げました。
(レポート リカルド)