北半球最大のサンバカーニバルと言われる浅草サンバカーニバルが新型コロナウィルスの蔓延により中止となったのが2020年のことでした。セレージャは「大笑い」をテーマに準備を進めていましたが、その後もコロナ禍が続き、2021年、2022年は小規模の代替イベントは開催されたものの、浅草で「大笑い」を披露することはかないませんでした。
しかしながら、昨年、浅草サンバカーニバルは縮小版として復活、それに合わせてセレージャも「再生」をテーマに掲げて再び立ち上がりました。
そして、今年は「分断から協力へ ~ 鍋」をテーマに浅草サンバカーニバルに臨みます。
では、カルナバ(パレードの総監督)のタカタカから今年のテーマに込めた思いを語ってもらいましょう。

分断から協力へ ~ 鍋

寒い季節、みんなで鍋を囲んでほっこりして、平和な気分になった。そんな経験を持つ人は多いのではないでしょうか。 セレージャが2024年の浅草サンバカーニバルでお届けする題材は、ずばり「鍋」です。ちょっと季節外れかもしれませんが、鍋には、分断され戦火が絶えない今の世界を、平和へと導くヒントが隠されているのではないか…という仮説を、浅草サンバカーニバルで表現したいと考えています。 すなわち、「分断から協力へ~鍋」が、今年のセレージャのエンヘード(テーマ)です。

セレージャの本拠地・千葉県松戸市五香には、前プレヂデンチ(代表)のマスターが経営する有名なラーメン店「13湯麺」があります。チームのメンバーがちょくちょく出入りして、マスター特製の鍋に舌鼓を打ちます。ほかのお客さんたちも加わって、わいわいと鍋を囲んでお酒を飲んでいるうちに、いつの間にか親しくなり、初めて会う人たちが旧知の友のように打ち解ける-そんなことが珍しくありません。鍋には、人と人との絆を強める力があるのではないでしょうか。

お肉、魚、白菜、豆腐、しらたき、ニンジン、シイタケ…鍋にはさまざまな具材が使われます。1つ1つの具材を別々に調理するより、一緒に煮込むことで互いの長所を引き出しあい、びっくりするほど美味しい味にできあがる。そうした鍋の特徴も、示唆に富んでいます。

悲しいことに今、世界は民主主義国家と権威主義国家、豊かな国と貧しい国、持続可能な社会を目指す国とそうでない国に分断され、歩み寄るどころか緊張感が高まる一方です。日本でも、立場や考え方が異なる相手との対話をあきらめてしまう風潮が目立っています。

そこを打破するかぎを、鍋という身近な料理に見出し、浅草から世界へと発信するのが今年のセレージャのパレードです。例えば天使と悪魔のように対立する者同士が、一緒に鍋を囲むうちに和んで、お互いに理解しあうまでの物語を表現します。もちろんサンバですから、争いから平和へ至る過程を思いきり楽しんでもらえるパレードにしたいと思います。

セレージャでは、このパレードに出場していただける方を募集しています。ひょっとしたら世界平和に役立つ(かもしれない)パレードに、あなたも参加してみませんか。年齢、経験など不問。詳しくは別ページの案内をご覧ください。

2024浅草サンバカーニバル・カルナバ
タカタカ