3月26日(日)、松戸市五香のさくら通りにて、4年ぶりにさくらまつりが開催されました。

さくらは満開。
サンバのリズムに満たされたさくら通り。

たくさんのゲストにご協力いただき、セレージャとしては最大規模のバテリアとなった上、2月に決まったハイーニャのデビューということもあり、パレードは大いに盛り上がったのでした。

今回のレポートは、この人。青い鳥ならぬ青い食べ物をウキウキしながら追いかけていたと思いきや、バテリアの前に立てば男前な采配を振るヂレトーラおけらさんにお願いしました。

まだほとんど人気(ひとけ)のない常盤平団地・東集会所には細かい霧雨が蕭々と降り注いでいた。
楽器やスーツケースを抱えた人々が続々と集まり始める頃には、雨はだんだん強さを増してくる。
ミーティングを終え、スタート地点への移動の時間になっても雨はいっこうに収まらない。

「ブラジルではこんなの当たり前ですよ」

そう、ここは五香じゃない!リオデジャネイロだ!と自己暗示にかけてみるものの…やっぱり寒い。
スタート地点で隊列を組み、音を出す。手がかじかみ、楽器は雨に濡れ、コンディションは最悪なはずだが、音には迫力がある。今回のゲストにお越しいただき、エンサイオで初めて音を出したときの感動を思い出した。
雨なのでお客さんは少ないだろうと思いきや、ふと後ろを振り返ると既に人だかりができているではないか。

それに空が少し明るくなり、雨も小降りになってきたような気がする。準備万端のダンサーさんたちも到着した。よし、行くぞ!!
怒涛のバツカーダと共に総勢約80名のサンバ隊、参上!!桜並木に屋台の香り、そしてたくさんのお客様!!
雨が再び強くなりだしたが、もうどうでもよくなってくる。みんなを巻き込んでとにかく楽しもう!!

沿道に出店している地元の商店街の皆さんも笑顔で声援を送って下さっている。
この人たちがいなければ、この商店街がなければ、セレージャは存在していなかったのだ。
商店街の皆さんに感謝!お祭りが開催されたことに感謝!この雨の中集まって下さったお客さんに感謝!

そしてこのパレードのために集まって下さったゲストの皆さんに感謝!
そしてもちろん、我らが Flor de Mastsudo Cereja のみんなに感謝!
きっとパレードに参加して下さった皆さんも同じ思いだったのではないだろうか。
この“感謝のバツカーダ”はお隣の駅にまで届く勢いだったそうだ。

皆さん本当にお疲れ様でした。
そして本当にありがとうございました。
…くれぐれも風邪には気をつけて下さいネ。

ヂレトーラおけら