今年は、CARVALESCO(カルナバ)豪華二本立てで、浅草サンバカーニバルに臨んだセレージャ。
まずは、一人目のCARVALESCO。
センス抜群のマランドロ、マルコに一言、お願いしました。
大変お疲れ様でした。
テーマは「再生」。
誰もが予期し得なかった災禍が、みんなの活動を制限し、機会を奪ったけれど、セレージャは希望を絶やさない。
何度でも起き上がる。
セレージャが培い、積み上げた二十年と失った三年間をも力に変える…ということを表現したいと考えました。
セレージャの歴史を彩ってきた歴代のエンヘードを蘇らせ、これまでの浅草サンバカーニバルで使った衣装を綺麗に手入れをし、今回のパレードを実現できました。
再生衣装を使って、改めて物の大切さをわかりました。
久しぶりのパレードで、感激しました。
審査員はいなかったですが、私の心の中ではセレージャが優勝でした。
Obrigado 感謝 感謝 tchau tchau
途絶えていたものを再始動させるのは膨大なエネルギーが必要だったと思います。 全ての関係者の皆様、参加者の皆様。 大変お疲れ様でした。 また、関係者参加者、観覧者の皆様に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
失われた期間、奪われた機会は、しかしセレージャには新たな可能性を与えてくれました。
できないことを制限と捉えない。 失くしたものを数えない。 環境が整っていることを当たり前だと思わない。 与えられることを当たり前だと思わない。 「過去」は囚われ、浸るものではありません。未来へ向かうための智慧を授ける財産です。
今年の浅草サンバカーニバルはコンテストのない縮小版でした。
今年に限定された環境は、今年しかできないことをやれる機会と考えて臨みました。
質は落とさない。 その前提を最小単位で実現し、今後必要に応じ再現させるための情報を蓄積するという意図を持ち計画を立て、実施しました。
ここで得た一定の成果と改善点は、今後同等の人的、予算的、時間的な制限が課される状況が訪れたとしても、同等以上のパフォーマンスを実現できる根拠をセレージャにもたらしました。
この先何が起ころうと、セレージャは立ち上がります。 志を曲げず、屈せず。 例え百度折られようとも、何度でも『再生』します。 今年蘇った歴代のエンヘードのように。
「古きを訪ね新しき次の100年 伝え続ける Sou do Cereja」 〜「Cereja 2023 再生」より〜
(写真提供 Ishigami氏・木村氏)