第29回テーマ
闘牛士
~情熱のserenata〜

2009年はセレージャにとって忘れられない年です。「カクテル」で一部リーグ昇格を逃した2008年の浅草。なんとその夜の打ち上げで「2009浅草実行委員会」が発足しています。翌9月、新たなエンヘードのテーマを募集。予選を通過した8作品の提案者による初のコンペが行われ、投票の結果選ばれたのは「闘牛士」(副題・情熱のserenata)でした。

歌詞やメロディーも順調に決まっていき、クリスマスパーティーでお披露目となりました。「闘牛士」の特徴は、ひと言で言うと力強さ。マイナー基調のメロディーは、明るく軽快、可愛らしさが魅力だった従来のエンヘードと大きく異なるものでした。

「カクテル」で伸び悩んだ原因を実行委が分析し、意識的に路線転換を測りました。歌詞も、傷つき人生に疲れた闘牛士が美女の情熱的な愛でよみがえり、再び戦いの舞台へ…というロマンチシズムあふれるストーリーでした。

そして迎えた浅草。出色は先頭のコミソン。黒いマントをダイナミックにひるがえして闘牛士を演じ、聴衆や審査員に鮮烈な印象を与えました。フラメンコダンサー姿のバイアーナ、パシスタ、牛アラなどが、バテリアの力強いリズムに乗って踊ります。ハイーニャ(バテリアの女王)は情熱的な真紅の衣装でした。

そして表彰式。二部リーグ入賞チームが2位まで発表されましたが、まだセレージャは呼ばれません。「Flor…」読み終わらないうちに歓喜の渦。チーム発足から8年、悲願の一部リーグ昇格がかなった瞬間でした。前年の結果を引きずらず、早くリスタートしたことが結果につながりました。